拡張型心筋症 遠隔モニタリング 病歴6

CRT-Dの埋め込みも終わり、退院前にメーカーの方が来られ遠隔モニタリングの説明をしてくださいました。それまで遠隔モニタリングなんてしらなくて、エーなんじゃこれって感じだった。
簡単に言うと埋め込みデバイス(僕の場合CRT-D)が、心臓に治療をしているだけでなく、デバイスが心臓から得た情報を製造会社のサーバーに送り、病院でそれが見れるらしい。

遠隔モニタリングシステムのしくみ(ボストンサイエンティフィック社HPより)

システムは

血圧計
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体重計
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コミュニケーター
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から成り立っていて、コミュニケーターが、血圧計、体重計、CRT-Dと交信してサーバーに情報を送っているようです。具体的にどんな情報を送っているかはわからないのけれど、結構いろいろ送ってるみたいで、何か月に一回、病院でCRT-Dの設定を調整してもらうときに、VT(心室頻拍)が、いつ発生したかわかってるみたいだから、当然そんな情報も日夜、体重、血圧とともに送っているんだと思う。上の写真のコミュニケーターから伸びている装置はUSBでつながっている携帯電話網の送信装置らしいです。海外でも持って行って使えるみたいだけど、どうなんだろう。スティック状でつきささっているのは、bluetoothの送受信装置のようで、たぶん体重計と血圧計と交信するときの装置だと思う。

 

すごいね、今の医療技術。

 

そういえば、デバイス埋め込み後、CT検査の時とかCRT-Dの機能を、いったん切るのだけど、その時も2,3メートル離れたところから、パソコンみたいな機械で交信したり、リング状のワンドをCRT-Dの皮膚の上に置いて交信したりしている。ほんと凄いね。まさにIoT。

 

ただ、その情報が患者はみれなくて、医療機関でしか見れないのよね。まさに個人情報なんだけど、本人が見れないとは残念。でも患者が見れたら、先生方は患者からの素人考えで、いろいろ質問されたりして、たいへんそう。
一度、個人情報の同意書かなんかサインしてると思うので、探してよく読んでみようか。

 

でもIoTもハッキングする技術がどんどん開発されていてだいじょうぶかなぁ。

 

あっ、そんな心配より、不整脈とか、がんの方の心配が先だな。

 

「ここにいた」シリーズ

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1993年頃エジンバラの下宿先