がんの告知と周りの反応

がんと診断されたときに、どう思ったか?

 うーん、実感がわかなかった

同時に、肝臓にもたぶん転移していますって言われたときは?

 うーん実感がわかなかった

その後、下部内視鏡、PET、と進み、告知されて余命を聞いたときは?

 しょうがないとおもった

そして?

 家に帰って、お決まりの「なぜ、俺だけが」的なことで30分泣いた。それから終活。

終活とは?

 50歳半ばだから、将来整理しようと思った、資料、具体的に写真、絵、昔書いた日記帖、卒業アルバム、服、カセッテテープ、ビデオテープとか捨て始めた。だけど4か月たっても、まだたくさん残ってる。それから急いで、母の納骨。などなど。

周りの人に知らせてる?

 隠していないし、それ以上にみんなに、自慢のごとくしゃべってる。「悲しむなら香典前払いしてくれ」とか言ってる。余命2年と話すと、おもしろいもんで、聞いた人の反応が、それぞれの人生観で返答してくれる。

ダメな例
 暴力団員A「その命大事に使おうや、一緒に海外行ってもうけようや...、冗談じゃなくてマジで」
  >まったく、何を考えているんだか。

 仕事仲間B「✖✖国に一緒に行こうや、冥途の土産に」
  >冗談のつもりと思うが、今一つ」

 居酒屋での顔見知りC「今日は顔色悪いね、死相が出てる」
  >そういうデリカシーのなさが、女にモテないんですよ

 仕事でのちょい知り合いD「✖✖国なら生命保険告知義務が緩いから、一花咲かせましょう。受取人は〇〇さんにお世話になっているから、そういうことで...」
  >まぁいいですけどね、掛け金はあなたが払ってね。

 金を貸してる人E「すいません。月末に返しますから、お金貸してください。入院している病室まで取りに行きますから」
 仕事仲間B「ごめん仕事ほぼ完成しているから、お金を前借さしてくれへん、今から病院に取りに行くから(術後2日目HCU的な部屋にきた)」
  >まぁ、お金は気持ちの余裕も、蝕むことありかな

 

うれしかった例

 スナックのママF「(街でばったり会って)△△さん久しぶり。すごく痩せはって...(がんですねん、もう余命2年ですねん)えっ20年?」
  >この返しというかレスポンスは0.5秒ぐらいだった。すごい。

 ラブリーな女の子G「(私のお世話になっているHが、△△はあと5年は、お金をかけて生かすから安心して、という発言に対して)それからあとは、あたしが100歳まで生かすから」
  >むねきゅん

 

笑えた例

 お金を貸してる、かわいい女の子H「長生きしてよ、お金返さなあかんから」

  >あまりの、あほさというか無邪気さに、オーケー

 CT撮影時に、ペースメーカーを止めに来てくれた循環器のJ先生「PMの電池は7年持ちますから」
  >余命2年と言われている僕に、先生の純朴な励まし言葉ありがとうございます。

 腫瘍内科のK先生「(抗がん剤のことについて、いろいろな説明の最後の方で)(もともとハゲの私に向かって、ニヤッと笑って)この薬はね、副作用が髪が抜けるという副作用が出るんですよ」

  >関西ノリで、「先生、僕は大丈夫ですよ、抜け毛目立ちませんから」という返事をしないといけないお約束の会話が、とても楽しかった。ありがとうございます。

 

がんだとわかって、何か変わった?

 食生活
 時間の使い方
 昔の知り合いと連絡を取る
 ものに執着しない
 死ぬ前の痛みへの恐怖

 

つづく...

 

 

心しみいるCM
日本の東北みたいだね


1990~1992年はここにいた